洗面スペースでは、大きく3つの要素を兼ねています。
・要素1:顔や手を洗う
・要素2:服を脱いだり着たりする
・要素3:洗濯をする
これだけたくさんの動作がありますが、そのスペースは平均約1坪ほど。大体畳2枚分になりますが、狭いと感じることはないでしょうか。
洗面スペースを出来る限り広く設計することで、もっと機能的に生まれ変わることができます。
また、「要素2:服を脱いだり着たりする」と「要素3:洗濯をする」は関連性があり後でご紹介しますが、近年では洗濯家事をひとつの空間で行うことができる専用ランドリールームを取り入れるケースも多くなってきました。

ではまず、「洗面スペースに収納したいがしきれないモノ」について調査したアンケート結果をみてみましょう。

お風呂や洗濯に関係するモノが上位を占めていますね。
これらのモノをどのように収納するのが良いでしょうか。洗濯動線もあわせて考えてみましょう。
従来のランドリー収納
まず初めに、一昔前の洗濯機は上部に乾燥機がついている分離型の洗濯機が多くありました。
そこから徐々に乾燥機能が内蔵された洗濯機に変わってきたことで、上部の乾燥機がなくなり空間ができました。
その空間つまり、デッドスペースを有効活用した洗濯機ラックの設置をよく見かけます。
しかしながら、洗濯機を回した振動で、収納物が落ちてしまといったケースもあるようです。


お勧めのランドリー収納
壁に直接[ランドリー可動棚」を設置することで、洗濯機を回した振動で収納物が落ちてしまう心配がなくなります。 また、浮かせた収納のためお掃除も簡単に。 可動棚には日常使う洗剤類を、ハンガーパイプにはタオルをかけたりハンガーをスタンバイさせておくと、洗濯動線が短くなり便利になります。

また、雨の日や花粉が多い日、帰りが遅い日などは室内干しをすることも多く、昔に比べて室内干しをする回数も世帯も増えているのではないでしょうか。
そこで、先ほど冒頭でご紹介した「ランドリールーム」を設置すると、
[脱ぐ→洗濯する→干す→たたむ→しまう」という一連の動作を楽に行うことできます。
さらに、専用のシステム収納を設置すると家事動線が向上します。
例えば、家族みんなの「下着とパジャマ」をここに収納しておけば[しまう家事」の時短もできて、バスタイムにそれぞれが部屋に[取りに行く動作」もなくなりますよね。


ランドリールームを設置するメリット
● バスルームの近くに家族の下着やパジャマをまとめて収納できるので、お風呂動線が短くなる。
● ランドリールームで室内干しを行い、乾いたあと同じ場所でアイロンを掛けたり、たたんでそのまま収納できる。
● 大容量のシステム収納で、洗濯機周りのモノをまとめて一括収納できる。
自分に合ったランドリーの収納プランを探したい方へ

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