南海プライウッドの気候変動問題への貢献と取り組み

南海プライウッドグループは気候変動問題が事業環境へ与える影響が重要であると認識しています。
当社グループにおいては、木材関連事業の事業活動から排出される温室効果ガスの重要性が高いため、 本事業を中心にCO2排出量(scope1.2)削減に関する目標値を設定し、削減活動に取り組みんでいきます。


また当社グループは植林活動の推進によりCO2の吸収にも貢献してしています。 詳しくはこちらから

ファルカタの森林

CO2排出量削減目標(SCOPE1.2)

南海プライウッドは、CO2排出量(scope1.2)削減に向けた取り組みとして、過去の排出量をもとにした排出量基準値※を設定し、この基準値に対して、「5%削減」した状態の継続を目指します。


※排出量基準値は南海プライウッド株式会社、南海港運株式会社、PT.NANKAI INDONESIAの2020年度~2022年度の排出量合計の平均値である10,779t-CO2となります。

南海プライウッドの排出量基準値と削減目標値

排出量基準値(年間) 10,779t-CO2・・・2020年度〜2022年度までの排出量平均値
目標値(年間) 10,240t-CO2・・・排出量基準値比で5%削減した状態を継続

CO2排出量削減に向けた取り組み

南海プライウッドは、製造拠点における自家電力消費目的の太陽光パネルの設置や照明のLED化の推進など、CO2の排出量の削減に寄与する取り組みを推進しています。 また労働生産性向上と並行して、従業員の拘束時間の削減や海外工場における交代制勤務制度の導入などに取り組んだ結果、従業員のライフワークバランスの向上のみでなく、事業活動に伴うエネルギー使用量の削減にも寄与しています。

志度工場事務所棟太陽光発電パネル
志度工場事務所棟太陽光パネル
証明のLED化の様子
各拠点の照明のLED化
拘束時間の削減によるライフワークバランス向上と省エネの実現
ライフワークバランスの向上と省エネの実現

CO2排出量の実績推移

CO2排出量の推移 (scope1・scope2) (t)

国内

海外

2020年度

2021年度

2022年度

基準値

2023年度

2024年度

基準値比で
12%削減
基準値比で
16%削減

0

2000

4000

6000

8000

10000

12000

※1
項目 2020年度 2021年度 2022年度 基準値 2023年度 2024年度
CO2総排出量(t) 9,905 11,088 11,398 10,797 9,477 8,993
【内訳】 国内 ※2 2,866 3,373 3,205 3,148 2,367 2,123
海外 ※3 7,039 7,715 8,193 7,649 7,110 6,870
  • ※1 当社基準による算定です。(排出量の算定に外部監査は受けておりません)
  • ※2 国内は排出量全体における重要性の観点から南海プライウッド株式会社、南海港運株式会社の2社を算定対象としております。
  • ※3 海外はPT. NANKAI INDONESIAを算定対象としております。

CO2排出量は基準値の設定後、排出量削減につながる取り組みを積極的に推進した結果、2023年度は基準値比12%削減し、2024年度は基準値比16%削減を達成しました。今後も省エネルギー活動の取り組みを積極的に推進しCO2排出量の削減に寄与してまいります。

CO2固定化製品の推進について

大気中の二酸化炭素が放出され、地球温暖化が進行している現在、南海プライウッドではCO2を吸収し炭素として蓄えた木材を製品に積極的に活用しています。住宅のさまざまなに活用できる製品をラインアップしており、CO2排出量の削減に寄与する取り組みを行っています。

製品ラインナップの一例とCO2固定化量

クローゼット収納

ウォールゼットノエル3のセットプランのイメージ
ウォールゼットノエル3 (セット品番:AA001408■)
炭素貯蔵量

1セットあたり約96kg-CO2

キッチン背面収納

フリモのセットプランのイメージ
フリモ (セット品番:AC000438■)
炭素貯蔵量

1セットあたり約170kg-CO2

ランドリールーム収納

ラクロのセットプランのイメージ
ラクロ (セット品番:AY000001■)
炭素貯蔵量

1セットあたり約132kg-CO2

物入・パントリー収納

アートランバーのセットプランのイメージ
アートランバー (セット品番:AK000013■S)
炭素貯蔵量

1セットあたり約30kg-CO2